令和6年度 自己評価 人権
当園では運営テーマである「心のこもった園づくり~こどもの成長を保護者・保育者が共に支える園~」の実現に向け、令和6年度も自己評価およびそれに基づく取り組みを実施しました。その内容について、保護者の皆様と情報を共有し、よりよい園づくりにつなげるためにご報告いたします。
今年度は、近年保育業界においても注目されている「人権」に焦点を当てて取り組みを進めました。その準備段階として、令和5年度には人権に関する研修会を開催し、園全体で人権意識の醸成を図ってまいりました。その土台の上に、令和6年度は各保育者へのヒアリングおよび書面での意見提出を行い、東園における人権に対する基本的な考え方や基準を明文化しました。これは、職員一人ひとりがその意識を共有し、実践していくための指針とすることを目的としています。
「人権を考える」ということは、非常に広く深いテーマですが、私たちが日々の保育の中で大切にしたいのは、「保育者がどのような視点で子どもたちと関わっているか」という基本的な姿勢です。そこで本年度の自己評価では、以下のような視点を整理し、明確な方針として示しました。
- 保育者と子どもの関係における視点
- 保育者と保護者の関係における視点
- 保育者同士の関係における視点
- 園全体としての運営方針と人権への取り組み
これらの視点は、すでに定められている服務規程とも連動し、東園における保育者の在り方を具体的に示すものとなっています。また、「東園として大切にしたい視点」や「保育者として望ましくない言動」など、重要なポイントを絞って明文化することで、共通の理解を深めることにしました。
こうした取り組みを積み重ねていくことで、園がより安心・安全で信頼できる場所となると考えております。今後も職員一人ひとりが意識を高く持ち、協力しながら改善を進めてまいります。
なお、今回整備した詳細な内容は、文末のPDFにてご覧いただけます。ご関心のある方はぜひご一読ください。
ヒアリング等において大切にすべき点や気になる点として上がった内容(抜粋)
保育者と子どもの関係における視点
- 注意をするときの言葉づかい
- 名前の呼び捨て
- 否定的な言葉
- 誘導の仕方
保育者と保護者の関係における視点
- 相手への気づき
- 心配りや声掛け
- プライバシーの徹底
- 保護者との距離感
保育者同士の関係における視点
- 挨拶やお礼の慣行
- 自ら気にかけ声をかける
- 態度や言葉遣い
- 挨拶が返ってこない
【実施した自己評価の統計結果】
<人権基準> (※PDFが開きます)
<禁止事項 言葉づかい> (※PDFが開きます)
<禁止事項 姿勢や態度> (※PDFが開きます)
【これまでの記録】
<令和5年度の自己評価> (※PDFが開きます)
<令和4年度の自己評価> (※PDFが開きます)