行事

行事・保育活動

4月

◎入園式 ◎保護者会総会 歓迎会 お花見会

5月

こどもの日 ◎ありがとうの日(母)◎親子オリエンテーリング

6月

田植え ◎ありがとうの日(父)

7月

七夕祭り お泊り保育 スイカ割り ◎じゃがいも掘り

8月

◎夏祭り プール 異年齢交流(サマータイム)◎奉仕作業

9月

◎祖父母参観 十五夜 芳賀教育美術展

10月

◎運動会 秋の遠足(3園合同)

11月

◎収穫祭 稲刈り 根本山ハイキング 観劇会 消防署来園 下野美術展

12月

異年齢交流 ◎発表会 餅つき クリスマス会

1月

正月遊び 七草摘み なわとび大会 カルタ取り大会

2月

節分 ◎マラソン大会(創立記念日) 素話会

3月

ひな祭り ◎卒園式 6年目の集い(卒園児)

年長児

日光ハイキング5月 お泊り保育7月 警察・消防署見学11月 お茶会2月

毎月

誕生会 避難訓練 スイミング5歳児 英語教室4~5歳児 体操教室4~5歳児

◎印は保護者が参加可能です。青の太字は土曜日に実施。ともに昨年度実績。
その他、たけのこ堀りやキノコづくり、サクランボ摘みなど、園内でできる自然体験を季節ごとに行っています。

行事の基本的な考え方

こども達の日常における良い刺激となるように実施しています。保護者の皆さんに負担がかかり過ぎないことへも配慮します。こども達のみの行事も多く、行事を日常の延長と捉えて企画しています。日常の延長というものを補足しますと、大きく2つあります。1つは、例えば運動会。当日の出来、不出来という結果だけではなく、こどもが当日までに積み上げてきた頑張りや悔しさ、友達へ見せた優しさなどの過程を大切にするということ。もう1つは、運動会があるからお遊戯をするのではなく、日々楽しいでいるお遊戯があるから運動会にお披露目する、それが日常の延長ということです。

そのことで、保育者も行事でお遊戯をさせなければならないと考えるのではなく、「今子ども達は何に興味を持っているんだろう」と言う子ども目線で保育することに繋がります。また、行事は毎年固定的なものではなく、同じ名前の行事であっても創意工夫を取り入れていきます。こどもの様子に合わせて、適した繋がりになるように実施するため、場合によっては内容が大幅に変わることもあります。 また、園外で行われる行事は現地視察を行っており、こども達の動線をなぞってイメージしておいたり、先方と今年の状況などを直接やり取りしたりするなどして、安全を確保した上で実施しております。

それぞれの行事の趣旨(抜粋)

親子オリエンテーリング

親子オリエンテーリングを井頭公園で実施しています。休みの日には外でこどもと一緒に遊ぶご家族も多いと思いますが、なかなか時間もつくれずにいるご家族もあるかと思います。そんなご家族にもよい機会となってほしく実施しています。芝生の上で行う親子ふれあい遊びと新緑の中を歩く親子オリエンテーリングは本当に気持ちが良く、全てがキラキラと光っているように毎年感じられます。「また来ようね」と言う会話に繋がることを願って毎年計画しています。

ありがとうの日(保育参観)

こども達が園でどうやって過ごしているのか。担任の先生はどんな人なのか…。親として興味が尽きないことと思います。
6月になると入園や進級のバタバタも落ち着きだし、そのクラスらしい姿が表れてきます。こども達も保育者を信頼して遊んでいる姿がご覧できるでしょうし、保育者は保育者で、まだ慣れないクラスにあたふたしている春先より、その保育者らしさが溢れた姿を保護者の皆さんにお見せできることでしょう。そのことで皆さんの安心感にも繋がって欲しくこの時期にしています。

じゃがいも掘り

実際に手で触れて、匂いを感じて芋掘りをする。実に東園らしい体験型の食育です。保護者もこういった体験をさせたくて東園に入園させてくれている方も多いようです。自然体験からの学びは勿論ですが、親子ですることをポイントとしており、親子の絆や思い出に繋がってほしく実施しています。また、東園にある広い農園。話には聞いていても、実際に見てみないと分からないこと、イメージできないことはたくさんあります。じゃがいも掘りを通して、保護者に農園を知ってもらって食の安心にも繋がってほしいという意味合いもあります。

お泊り保育

年長児のみとなりますが、県の教育施設「那須自然の家」でお泊り保育を実施しています。吊り橋散策をしたり茶臼山に登ったりと普段では味わえない自然体験が盛り沢山の行事です。お泊り保育をなぜ行くのかと問われれば、普段やっていることを親御さんがいない中で過ごした経験をするためとお答えします。
いつもと違う夕食の味。みんなで入ったお風呂の音の響き。みんなと雑魚寝したときに見えた天井の模様…。泊まった施設の名前は覚えていなくても、こういった記憶は大人になっても幸せな感覚とともに覚えていたりするものです。自分でできた自信。新しい扉を開いても大丈夫なんだという確信。経験と言う財産を得て、こども達はまたひとつ大きくなって帰ってきます。

夏祭り

夏の風物詩。真岡市も花火大会や盆踊りなどを行っていますが、仕事の関係などで全員が体験できているわけでもないでしょうし、知らない人たちも入り混じった状況では、落ち着いて味わうことは難しいのではないでしょうか。東園の夏祭りは、主役のこども達に丁度良い規模で実施することを心がけて、派手に大掛かりにすることなく実施しています。先生たちのお店で買い物をする経験、盆踊りでは親子でふれあって楽しむ、おみこしでは年長さんが年長として初めて大人の前で披露するなど、程よいステップとして保育に繋げています。

祖父母参観

祖父母向けのプチ発表会といった趣の3~5歳児。クラスで一緒に触れ合って遊ぶ0~2歳児。それぞれ年齢的な発達を踏まえ、趣向を変えて実施しています。0~2歳児は純粋に楽しく過ごす時間であり、その時間そのものを祖父母とこども達に喜んでもらえるように企画しています。3~5歳児は発表会の趣もあるため、緊張感もありながらも頑張るこども達の姿がご覧いただけると思います。3~4歳児は初めて大人の前での披露ということもあり、祖父母のみの参観にすることで観客数も絞られ、この時期のこども達にとって適度なステップとなるようにしています。
運動会や発表会へ繋げる保育の一環でもあり、全学年の異年齢ではなく、学年単位の発表にしています。

運動会

こどもにとっても親にとっても特別な行事であると毎年感じさせられます。
運動を通してこども達の成長を感じてもらえるように、かけっこや体操などを主にして実施しており、小学校などで行っている演目をイメージすると分かりやすいと思います。
去年までは保育者と一緒に踊っていた年少も、年中になって自分だけで踊っている姿など、かけっこや障害走などの恒例の競技も多いため、一年経った成長が比較してよくわかり、親にとってはこみ上げてくるものが多い日となることでしょう。

保育としては、自分でできることは自分でやることを特に大切にしている期間です。各学年でできる丁度よい背伸びを、それぞれのこども達が挑戦しています。その集大成として鼓笛隊があり、演奏や移動する場所など、こども達が自分で考え、自分でやりきる姿がご覧いただけると思います。繋がる保育で段階を踏みながら成長してきた年長児だからこそ、自分のことだけでなく、友達と歩調を合わせながらできることです。

収穫祭

保護者会主催として行っている行事となります。保護者が焼きそばやフランクフルトの販売をしたり、職員のお店でもトン汁やおにぎりを売ったりするなど、美味しいものを食べながら和やかに園内で過ごす行事です。親が活躍する姿をみることは、こどもにとって特別な意味があり、保育者と一緒にやるいつもの行事とは違った刺激となるようにしています。
制作や絵画などを行っている時期でもあり、こども達が描いた絵画や手作りの工作を飾るなどして、お子さんの文化的な部分の成長を感じてもらえる一環にもしています。

発表会

運動会が運動面であることに対して、発表会は言葉を意識した保育の組み立てとなっています。
0~2歳児はクラスごとの発表を保育者と一緒の安心感の中で行います。3~5歳児は異年齢でクラス関係なく入り混じっての発表となり、自分たちだけでやりきることを大切にしています。0~2歳児はなにしろ初めてのデビューですので、発表会と言うよりお披露目の意味合いもつよいです。 3~5歳児の異年齢は、今まで経験を積んできた年長さんがリーダーとなって各グループや各役で年少さんと年中さんを引っ張っていきます。大人に教えてもらったり、話を聞いたりするのとは違い、同世代の子からしてもらうことには特別な意味があり、それぞれの年齢がお互い刺激となって確かな成長に繋がっています。

演目は、絵本を元ネタにする場合や完全にオリジナルの場合もあり、どういう話をみてもらいたいのか、どういう言い方だと分かってもらえるのか等、こども達が意見を出し合い、保育者がこども達の想いをコーディネートするようにして、こども達が自分たちで決めていきます。そのことで自分が作った物語、自分が選んだ役という意識に繋がり、より思い入れをもって取り組めるようになり、達成感や責任感が芽生えるよう支援していきます。
練習している様子を他のこども達が見ているのですが、自分たちの演目ではないのにセリフを一緒に口ずさんだり、身振り手振りをしてみたりと、保育者が教えたわけでもないのに自然とそういう姿が見られます。楽しみが遊びになり、学びになっていく過程をまざまざと見せてくれる姿です。

マラソン大会などの各種大会

なにかに打ち込むことで集中したり、考えたり、行動したりする経験。それを与えられるのではなく、自分からすることで本当に嬉しかったり、本当に悔しかったりする経験がこどもを大きくしていくと考え保育に取り入れています。
様々な大会があるのは、違いをつくることで色々な子に輝ける場所をつくり出し、色々な子に自信という名の体験をしてもらうためです。それは得意不得意や好き嫌いといった、どちらかと言うと持って生まれたものだけでなく、友達の様に上手になりたくて毎日やっていたら前より上手になった!といったような体験。結果だけでなく、その過程でも自分を認められるようになる。そんな自信に繋がって欲しいと願ってのことです。

そして、そこで大切なのは、その過程を見守ってくれる人がいることです。まさに保育者と親御さんの出番です。楽しそうにやっているから大丈夫と思って、放っておくような勿体無いことはやめましょう。これから先、結果だけで自分や相手を評価する人にはなって欲しくないと親御さんの誰しも願うことではないでしょうか。
また、ご家庭で練習するときは親も本気で勝ちにこだわって、こども達のやる気と負けん気を刺激してあげて欲しいと思っています。大人が強い競技が多いのは事実ですが、年長児の縄跳びなど、大人でも全くかなわない競技もでてきます。親がそれに負けずと頑張ったり、悔しがったりすることは、こどもにとって他では得難い体験となります。

節分

日本の伝統文化を大切にし、こども達にもその一端を幼少期に体験する機会となるようおこなっています。これは東園の基本姿勢でもあります。保育的な観念としては、悪いことは悪いし、良いことは良いというものが世界にはあるということを幼少期なりに心と体の理解に繋がることを目的に行っています。
ひとつの例として、友達に意地悪したら格好悪い!と自分で思えることで、その子の行動に違いが生まれる。こういった心の成長の積み上げのひとつとして節分を行っています。口で言うほど簡単なことではないので、花開くのは大人になってからかもしれません。それでもそんな経験をしてきた子としてこなかった子では、必ず違いが出ると信じて私たちは取り組んでいます。ただ叱ったり、怖い経験をしたりするために行っているものではありません。

 

東園の日常