ここでは人が健やかに生活する場所として、園が大切にしていることを記載しています。
園づくりや園に関わる全ての人達に対する考え方や心構えです。
真ん中に自然があってほしい
私たちは自然が大好きです。
土いじりの感触、走り回ると感じる風、噛むと甘酸っぱい草花、水たまりに 飛び込む高揚感。
驚きやワクワクがつまった宝箱みたいな。
それでいて身近に感じる安心感。
それは親子で共有できる風景や感覚。
世代を超えて同じ価値観でコミュニケーションする基礎になります。
この園では何を教えるのか。
それも当然大切ですが、忘れてはいけないのが何に囲まれながらこの子が過ごすのか。
この子が一人の親になった時に思い出すこどもの頃の原風景が、自然と共にあってほしい。
そのために幼稚園・保育園という環境では何ができるのか。
その視点を大切にしています。
肌に残る記憶と体験
いつ風邪をひいたか思い出せないけど、添えてくれた手のぬくもりは覚えている。
綺麗だと思った花の名前は思い出せないけど、甘い香りは覚えている。
負けた相手の名前は思い出せないけど、悔しさは覚えている。
何で叱られたかは思い出せないけど、真剣な表情は覚えている。
どの記憶も大切なものですが、モノや名前ではなく、感覚の記憶を特に大切にしています。
言葉や文字だけでは言い表せないものを、沢山学んでほしい。
その中に大人になっていく上で大切なものが詰まっていると知っているからです。
人が人らしく、思い切り笑ったり、思い切り真剣になったりできるような多様な体験を沢山してほしいと思っています。
明日はもっと良くなろう
こどもの成長は早いものです。目をみはる成長に驚かされてばかりです。
子育てに励んでいるうちに、親も成長すると言う言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。真剣に打ち込むというのは人を成長させるものです。
幼稚園や保育園も同じだと思います。
こどもも成長する。親も成長する。園も成長する。
そして、時には立ち止まって眺めるゆとり。
そんな明るいエネルギーに満ちていることは、人が生活する場所の基本だと思います。
私自身、改善と言う言葉を大切にしています。
ありのままの今を受け入れ、良くしていく。
大人も子供も、真剣に打ち込める場所にする。
そのことで末永く愛される園になると思っています。