体験型保育
簡単に言うと、様々な体験ができるように環境を整えること。
センサー機能の成長が著しい時期であり、その興味に応えられる環境が大切になってきます。
「面白そう!やってみたい!」と興味に対して心と体が動き出し、「それでいいんだよ」と言ってくれる人がいる。その中で、自分でやると決めて、やってみる経験を沢山し、教えられるのではなくて、体験から学ぶことになります。そこからの学びが価値観の土台をつくり、将来にわたってその子の支えになっていきます。信頼関係や愛着関係の上に全てが成り立つことであり、入園当初などはじっくりと関わりながら進めていきます。
まだ遊び方や素材を知らないこども達に、大人がやり方や使い方のモデルとなる時期でもあります。行事への参加も活発になり、こどもなりに近い将来を楽しみにしながら日々生活していけるように、徐々に気持ちが盛り上がっていくようにするなど、保育の一工夫が見られるようになってきます。
異年齢保育
大きい子が小さい子の世話をしたり、小さい子が大きい子の話を聞いたりする関係性が自然と生まれる異年齢保育。相手と調和する力を育む環境の土壌となります。クラス編成自体を異年齢で行う園もありますが、東園は基本クラス単位、要所で異年齢を取り入れていく保育です。
3~5歳児は安心感があるという前提の上に、様々な刺激による学びを積みあげていくことが大切な時期となってくるため、異年齢が効果的に機能しはじめます。特に保育園は長い子で0歳児から6年間同じ仲間と過ごすことになるため、良く言えば兄弟のような安心感があるとも言えますが、見方によっては友達間の関係性が固定的になってしまうとも言えますので、その刺激は大切になります。
また、保育者も入り混じることとなり、他の保育者の保育の手法に触れたり、他のクラスのこども達の様子もよくわかるようになったりと様々な恩恵があります。どの保育者もどの子のこともよく知っているという「みんなで育てる東園」の土壌がつくられる一助になっています。