昔ながらのこと

素足・裸足保育

裸足のこども達が園庭の芝生を元気に走り回って遊んでいる。
東園の日常の風景です。
その様子だけでこども達がのびのびと健康に育っていることが感じられます。

足の裏には多くの神経が通っていることは多くの人の知ることでしょう。
手のひらと同じですね。
手のひらは日常生活の中で、意識的にも無意識的にもたくさん利用しています。
しかし、足裏はどうでしょう。

自然なものから受ける刺激を沢山取り入れていく東園らしい保育のひとつです

田植え・古代米

農園のコシヒカリとは別に、こども達のための小さな田んぼで、泥んこ遊びや古代米をつくっています
ミネラルなどの栄養価を考えての選択と言うものありますが、給食に出てくると目立つと言う意味合いもあります。
「年長さんのお米だ!」
すぐわかると言うことは、次代に繋げていくためにも、楽しみが増すことにも繋がっています。

和食

日本の食の基本だと考えており、給食は和食を主としています。素材の味を活かした薄味を大切にしており、毎日ディスプレイして、どんなものを食べているのか見られるようにしています。
家庭でも和食が減っているという話も聞こえてきますので、家庭で不足しがちなものを補うのも我々のような施設の役目と考えており、開園以来続けております。また、定期的に離乳食などの小さい子たちのサンプルも展示して、まだ親としても間もなく右も左も分からない保護者もいらっしゃいますので参考になればと思っています。

布オムツ

便利な紙にくらべて手間暇のかかる物ですが、自然そのものの素材であったり、その分ふれあいの時間が増えたりするなど、便利でないからこその良さが沢山あるため、開園当初からずっと続けています。リースで行っており、業者がクリーニングして常にきれいなオムツを持ってきてくれますので、保護者にもそれほど手間なく利用してもらっていると受け止めていますし、子育てに使いたいと思っていたけれど、手間を考えて断念していた方にも喜んでもらっています。但し、家庭でも必ず使わなければならないという縛りではなく、ご家庭の判断で紙オムツも上手に使ってもらっています。

暑さに負けない身体づくり

近年の夏の暑さは、年々厳しさをましているのは多くの人が感じていることでしょう。
しかしながら、なんでもエアコンで涼しくしてしまうのは、こどもの成長には悪影響を及ぼすことが多いので注意が必要です。とくに乳児は汗腺の発達時期でもあるので、ちゃんと汗をかかないとその後発達しませんので大切な時期です。むしろ、汗をかかないことはデメリットばかりが目立ちます。
そのため、汗をかきながら上手に涼をとることが大切であり、なんでもエアコンに頼らず、昔からある素材や知恵を活用しています。朝顔のグリーンカーテンや遮光カーテンなどの日よけ素材、屋根にスプリンクラーをのせて井戸水を散水、遮光熱の塗料、OMソーラーで空気回すことで涼しくする。そういった園内環境に合わせて水遊びやシャワー、かき氷づくりなどの保育を組み合わせて過ごしています。その上で、食後や午睡時などにエアコンの中でじっくり休むなど、要所ではしっかりとリフレッシュできるようにメリハリ効いた生活となるようにしています。

 

このほかにも七草摘みをしておかゆで食べたり、餅つきを体験したり、節分で豆まきをしたりと沢山の昔ながらのことを取り入れています。こども達の原風景の中に「昔ながらの、日本の良さ、和の文化」そういったものがあることを願ってのことであり、東園の基本的な姿勢の1つとなっています。

東園の日常