保育のポイント(0~2歳児)

信頼関係と愛着関係の形成を基礎として、主体的な生活から主体的な遊びに繋げていく時期として保育に取り組んでいます。

生活リズムの安定から主体的な生活に

何事も目新しい体験である乳児にとって、緩やかに心落ち着けるための生活リズムが大切になります。そのため、日課などを大きく変えることなく、毎日繰り返すことで、次第に日々の流れを覚えられるようにしていきます。そのことで、次の活動のイメージがわき、自分からやってみようとする気持ちが芽生え、そして習慣が身についていきます。
幼児期に向けて、「今は何するとき」と言うことが習慣や雰囲気から察知できるようになっていくことが大切です。そのために安定した保育環境や関わり、適度な支援や見守りを大切にしています。
不安定と過干渉は天敵です。

主体的な生活から生活習慣の自立に

日々の生活の中には、食事・排泄・着脱など様々な生活習慣があり、これらを自立することはこどもにとって特別な意味を持ちます。まずは保育者の適切な支援を受けながら自分でやってみようとすることから始めていき、成功や失敗など、保育者が常に寄り添い、気持ちや意欲を汲みながら支援していきます。そのことで無理に自立するのではなく、その子に適したタイミングで自立することになります。
早ければ良い、遅くても良いということではありません。

生活習慣の自立から主体的な遊びに

自分で自分のことが出来る。こんなに誇らしいことはありません。
その自信は何事も自分でやってみようとする主体的な行動となって表れていきます。
そんな主体的な行動が生活や遊びに多いに反映されて、自由ともわがままともとれるこの時期らしい姿となって表れますが、昨日できたことが今日はできないなど、日によって差も大きい時期でもあります。
ここでも保育者は常に寄り添い、気持ちを汲みながらも、一喜一憂せずに生活習慣の軸がぶれないように毅然とする部分は毅然として関わっていきます。生活習慣の軸は、その子の価値観の軸でもあるのです。
ここで培った自信と安定感が3~5歳児のダイナミックな遊びに繋がっていきます。

東園の日常